みなさまこんにちは。
エーフラット 石田です。
ここのところWeb解析教材の制作を制作している都合上、今回もWeb解析関連のTopicです。
今回は、ROIとROASについてお話しします。
投資の世界でも良く耳にすると思います。
ROI
これは、Return on Investment:リターン オン インベストメント の略ですね。
投資に対してどれほどのリターンがあったか?という事です。
マーケティングの授業みたいですが、
要するに、いくら突っ込んだら、いくら儲けたかを表す値だと言う事です。
なので、ここで言う、投資というのは「広告コスト」と言い換える事もできます。
また、この場合のリターンとは、利益のことを指します。
なので、利益に対するの投資対効果を表しています。
計算式としては、
となります。
注意しないといけないのは、「利益」という事です。
「売上」ではありません。
ですから、かなりざっくりと言って、
例1
売り上げ:100万円
仕入額:70万円
リスティングコスト10万
だとします。
すると、
(30 – 10)÷ 10 x 100 = 200%
ということで、
ROI は、200% で、万歳!!
ということになります。
まあ、10万突っ込んで、20万儲けがあって、2倍になったわけですから、
わざわざ計算するまでもなく、200%だということも予想つくと思います。
一方で、リスティングをやりすぎた割には売り上げが上がらない、次の例では、
例2
売り上げ:80万円
仕入額:60万円
リスティングコスト25万
ならば、
(20 – 25)÷ 25 x 100 = -20%
ということで、失敗!!
ということで、ROIというのは、とても大事です。
Adwordsやディスプレイ広告にお金使ったら、最後にしっかりとこの値をチェックしましょう。
次に、ROASについてです。
Return On Advertising Spend:リターン オン アドバタイジング スペンド の略です。
広告費用の回収率の事です。
ROIと一緒に語られる指標なんですけど、一緒に語るとちょっと誤解が生じやすいです。
それが、今回ブログで取り上げた理由なんですけれども、ここで言うリターンは、「売り上げ」のことなのです。
ROIのRもリターンでしたが、あちらは「利益」ですよね。
こちはら、「売り上げ」なのです。
それだったら、
Sales On Advertising Spend:セールス オン アドバタイジング スペンド
にしてくれ!
と思ったのですが、そんな言い方はしないそうです。
そして、On 以降は、Advertising Spendですね。
こっちは、分かりやすいです。
「広告に費やしたコスト」です。
計算式としては、
です。
先ほどと同じ例だと、
例1
売り上げ:100万円
仕入額:70万円
リスティングコスト10万
すると、
(100÷10)x 100 = 1,000%
という、すごすぎる回収率になります。
一方で、
例2
売り上げ:80万円
仕入額:60万円
リスティングコスト25万
こちらも、
(80÷25) × 100 = 320%
という、なかなかの回収率になります。
それでも、皆様お気づきの通り、これは仕入れを考慮していない計算結果になります。
なので、一見よさそうな値が出ていますが、仕入れを考えて、ROIで計算すると、-20%だったという失敗プロジェクトだったという結果が浮かぶわけです。
例えば、弊社のような仕入れの無い業種であれば、ROASで計算して経営計画の参考にするのが良いと思いますが、ネットショップのように物販をしていて、粗利を重要視する業界であれば、ROIを重視するのが良いのだと思います。
ということで、今回は、ROIとROASについてのお話でした。
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■略歴
石田 知志(いしだ さとし)
(株)A-flat代表取締役
http://a-flat.biz
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IT系を中心とした各種の教材制作、テクニカルライティング、映像制作、セミナー撮影、技術資料の翻訳などを行っています。