TOEIC(R)TEST対策 英文法基礎講座

Explanation – Practice

1. The comfortable room made our stay enjoyable.「その居⼼地の良い部屋が私達の滞在を楽しくしました。」
解説：
c. enjoyable「楽しい」（形容詞）を⼊れると our stay = enjoyable という関係が成⽴します。
ここでも、SVOC型の代表的な動詞であるmake の過去形、made があることに注⽬します。
その前提から、補語を選ぶ問題となりそうなことが分かるので、形容詞または名詞を選ぶと予想します。
a. enjoy 「楽しむ」（動詞）は補語として⼊れることはできません。
b. enjoying 「楽しむこと」（動詞の ing形：動名詞）は our stay = enjoying という関係が成⽴しません。
例えば be 動詞を⼊れてOur stay is enjoying. と SVC型の⽂にするとします。
すると、「私達の滞在は楽しむこと」という、おかしな意味になってしまいます。
SVOC型の O と Cの関係は SVC 型の S と Cの関係と似ていることから考えると、この選択肢を選ぶことができないことがわかります。
d. enjoyably 「楽しく」（副詞）は補語として⼊れることはできません。

2. Everybody thought the contract to be fair.「みんながその契約は公平だと思いました。」
解説：
d. thought 「O を C と思う」（動詞）を⼊れると SVOC 型の⽂が成り⽴ちます。
まず⽂脈からthe contract to be unfair が SVOC 型の the contract(O)＝unfair(C) になっていると判断できます。
そこで選択肢に、SVOC 型の代表的な動詞である thinkの過去形、thought があることに注⽬します。
a. asked 「尋ねた」（動詞の過去形）、b. gave 「与えた」（動詞の過去形）は SVOC 型を構成できません。
c. became 「なった」（動詞の過去形）は SVOC 型を作れません。

3. Their generosity made this event possible.「彼らの寛容さがこのイベントを可能にしました。」
解説：
c. made 「O を Cにした」（動詞の過去形）が最も適切です。
後ろを⾒てみると this event （名詞）と possible （形容詞）がついています。
this event(O)＝ possible(C) という関係が成⽴します。そこで、SVOC型をとることができる動詞を選んで意味が通るか確認してみます。
c. made を⼊れると「このイベントを可能にした」という意味の SVOC型の⽂を作ることができます。
a. bought 「持ってきた」（動詞の過去形）、b. handed 「⼿渡した」（動詞の過去形）は SVOO 型の動詞です。
後ろに名詞となる⽬的語(this event)はありますが、その後が形容詞となっているため SVOO型にはできません。
また、これらの動詞では SVOC 型の⽂を構成することはできないため下線部に⼊れることはできません。
d. thought 「考えた」（動詞の過去形）は「O を Cと考えた」の意味になり構成上は⼊れることは可能ですが their generosity 「彼らの寛容さ」が主語なので不⾃然です。